浮世絵 江戸の祭・風俗(江戸の賑い) 
   
 
                         浄瑠理町繁花の図(部分) 絵:歌川広重 出版年:嘉永5年(1852)

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江戸の賑い

 家康が江戸を本拠としたのは天正18年(1590)。秀吉の小田原征伐により北条一族が滅亡し、その領地を家康が継承してからの事。江戸には長禄元年(1457)に太田道灌が城を築き城下町も整備されたが規模は小さく、その後の北条氏の支配下にあっても大規模な城郭は作られず城下町も貧弱なものだった。また海岸線は内陸に食い込んでいて日比谷は入江の状況であり、千代田は漁師が住居としていた場所。辺り一面には葦の生い茂った湿地帯が広がっていた。江戸の町づくりはあらかじめ用意された平地に武士や町人の住居を建てたのではなく、埋め立てや掘割、道路、架橋など大開発を伴うものだった。
 江戸城および城下町は家康、秀忠、家光の三代にわたる普請で完成を見る。長きにわたり莫大な費用を要したこれらの普請は、一方で石垣の石材や建物の木材を扱う商人には大きな利益をもたらし、それに従事した人々や、その人々の生活を支える商人も多く集まり、日本橋や芝に魚市場が、神田には青物市場も早くから開設された。武士や町人の住居地が整備されるに従い人口も急激に膨張し、武士町人合わせて100万人が居住する大都市に発展する。このページでは巨大都市江戸の賑いを描いた浮世絵、絵草紙を集めてみました。

 日本橋      日本橋 魚市     日本橋 呉服店 

 商売繁昌     芝居町     浅草寺 

 両国橋     深川     高輪 品川 


 江戸名所図会
 絵:長谷川雪旦
 作:斎藤長秋 他 
 出版年:天保5年(1834)~天保7年(1836)
 版元:須原屋伊八 他
 名所図絵 7巻20冊

 江戸絵巻
 絵:
 作: 
 出版年:  版元:
 絵巻 1巻 江戸名所の賑いを描く

 狂歌東都花日千両 日本橋
 絵:歌川広重
 作: 
 出版年:  版元:
 日本橋界隈の賑いと狂歌 

 狂歌東都花日千両 廓中
 絵:歌川国芳
 作: 
 出版年:  版元:
 廓の賑いと狂歌 

 狂歌東都花日千両 劇場
 絵:三代歌川豊国
 作: 
 出版年:  版元:
 芝居小屋の賑いと狂歌 

 浄瑠理町繁花の図
 絵:歌川広重
 作: 
 出版年:嘉永5年(1852)  版元:伊場屋仙三郎
 浮世絵 

 東都高名会席尽
 絵:三代豊国 歌川広重
 作: 
 出版年:嘉永5年~6年(1852~53)版元:藤岡屋慶次郎 
 浮世絵 
 広重の描く江戸の有名料理屋を背景に人物を三代豊国が描く 


 職人尽絵詞
 絵:鍬形蕙斎(北尾政美)
 作: 
 出版年:  版元:
 絵巻 3巻
 小商人や職人の姿を描く

 浮世絵巻
 絵:
 作: 
 出版年:  版元:
 絵巻 2巻 大道商人を描く

 大道芸人・路上生活者絵巻
 絵:
 作: 
 出版年:  版元:
 絵巻 1巻
 大道芸人・商人、路上生活者を描く

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