浮世絵 江戸の祭・風俗(江戸の賑い)
 
    

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江戸の賑い 両国橋
 

 富嶽三十六景 御厩川岸より両国橋夕陽を見る
絵:前北斎為一(葛飾北斎) 

 両国橋が完成したのは明暦の大火(明暦3年・1657)の後の万治2年(1659)。隅田川に架かる橋としては千住大橋に次いで2番目。当初は新大橋と呼ばれたが隅田川を挟んで東側が下総国、西側が武蔵国であることから両国橋と呼ばれるようになった。橋の長さは94間(約170m)、幅は4間(約7m)。
 両国橋の開通により本所・深川方面への往来が便利になり、この地区の市街地が拡大された。また橋の両岸には火災から木製の橋を守るための火除地(広小路)が設けられた。両国橋を往来する人が増えるに従い、この広小路に水茶屋や料理茶屋ができ、ついで芝居小屋、見世物小屋ができるまでになる。ただし茶屋も小屋も常設店舗は許されず、火災の場合はすぐに移動できる仮設の店舗であったようだ。
 両国橋の北には隅田川にそそぐ神田川の合流地点がある。この辺りは料亭や船宿が立ち並ぶ「柳橋」の歓楽街。また橋の東には明暦の大火の犠牲者を弔うために建てられた回向院がある。ここでは大相撲や富くじなどが開催されて多くの見物人を集めていた。
 両国橋界隈は日本橋、浅草とともに江戸の三大盛り場と称されていた。

 東都両国橋夏景色 
絵:歌川貞秀  




 名所江戸百景 両国橋大川ばた    東都三十六景 両国橋
 
絵:歌川広重  

 江戸錦 両国橋
絵:歌川豊春 

 両国にわか夕立 
絵:三代歌川豊国  

 両国夕涼の光景 
絵:三代歌川豊国  

 浮絵両国夜景ノ図
絵:歌川国貞 

 江戸両国すずみの図   
 絵:歌川豊国  






 東都名所八景之内 両国橋秋月
絵:歌川芳虎 


 江戸高名会亭 柳橋夜景
絵:歌川広重 

 江戸高名会亭 両国柳橋
絵:歌川広重 

 江戸高名会亭 両国柳橋
絵:歌川広重 

 江戸高名会亭 両国柳橋
絵:歌川広重 

 江戸高名会亭 両国柳橋
絵:歌川広重 


 両国回向院 大相撲の図 1 太鼓・場所入・門前の図
絵:国郷 

 両国回向院 大相撲の図 2 桟敷・取組・地取の図
絵:国郷 

 両国回向院 大相撲の図 3 部屋図・土俵入・面触
絵:国郷 

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