浮世絵 浮世草子

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男色大鑑 1  (なんしょく おおかがみ)
浮世草子  8巻  絵師:  作者:井原西鶴  出版:貞享4年(1687) 版元:万屋清兵衛 

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 現代からみれば武士の風俗に男色が一般的であったとはイメージし難いが、この本が刊行された時代は戦国時代の余風として男色をたしなみ、しかも武士道における義理にも男色がモラルであり、衆道(若衆道)と称していたという。
 男色大鑑(なんしょくおおかがみ)は貞享4年(1687)に初版が刊行されたが、掲載した本はその後に「江戸日本橋青物町 万屋清兵衛」の版元が加わった再版本です。全8巻(8冊)のうち前半4巻が武家社会の衆道を中心に書かれ、後半の4巻が職業的な歌舞伎若衆の風俗を描いている。この時代の習俗としていわば公認されていた男色を総合的に捉えた本といえる。 挿絵の絵師は不詳。 


 目録
 色はふたつの物あらそひ  ○神代のはじめは衆道の事○日本に隠れもなき女嫌ひの事○美道根元記口談の事
 この道にいろはにほへと  ○若道の手本書く事○都の花より里の前髪の事○情懸けし法師は行方しれぬ事
 かきの中は松楓柳は腰付  ○思ひ入れは見舞帳にしる事○病中の願書八幡に籠める事○惜しきは角入れずに元服の事 
 玉章は鱸に通はす  ○大社は若道もむすぶの神の事○三年の通ひ姿聞く人泪の事○恨みは死にざまに書置きの事  
 墨絵につらき剣菱の紋  ○黒焼きは命をとる薬の事○女筆も手筋しるる事○忍び川は矢先に沈む事 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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