目録 |
涙の種は紙見世 ○芝居子銀一枚になる事○都人も桜に狼藉の事○花崎初太夫出家する事 |
命乞ひは三津寺の八幡 ○平井しづま衆道の外の情の事○銀ためし親仁はじめて芝居見る事○境の娘逢うての恋を捨つる事 |
思ひの焼付は火打石売り ○玉川千之丞内証帳の事○嵐をしのぐ手づから燗鍋の事○都に新恋塚をつくる事 |
江戸から尋ねて俄坊主 ○道なしの笹の庵に住む事○玉川主膳心をくむ内井戸の事○里の女はすがたにまよふ事 |
面影は乗掛の絵馬 ○霜先の狼恋に命とらるる事○玉村吉弥かくれもなき情しりの事○前髪のなき世の仕合せになる事 |