浮世絵 名所絵(街道絵) 
 
    

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浮世絵東海道五十三次52 草津(くさつ)

大津  ←3里24丁 草津  2里25丁→ 石部

東海道分間之図  編:遠近道印 絵:菱川師宣 出版年:元禄3年(1690)

草津宿
 石部宿から目川の立場を過ぎて草津川を渡れば草津宿。草津宿は草津追分と別称されるように東海道と中山道が分かれる(合流する)交通の要所で古くから宿場町が形成されていた。天保14年(1943)の記録では本陣2軒、脇本陣2軒、旅籠屋72軒あった。
 草津宿の名物は「姥が餅(うばがもち)」。広重の保永堂版東海道五十三次・草津宿に描かれているのは姥が餅を商う茶屋。姥が餅は乳房の形をした小さなあんころ餅。往来の旅人ばかりでなく参勤交代で行き来する大名も食したとされるほど人気があった。
 近江八景の一つ「矢橋の帰帆(やばせのきはん)で有名な矢橋湊は姥が餅を商う茶屋から1.5km程の琵琶湖岸にある。ここから大津まで渡船があり、東海道を徒歩で行くより早く着くため多くの旅人が利用した。

 伊勢参宮名所図会 草津川 三上山
出版年:寛政9年(1797) 

東海道風景図会・草津   
絵:歌川広重  出版年:嘉永4年(1851) 

 東海道名所図会 草津追分
出版年:寛政9年(1797) 

東海道五十三次之内 草津・名物立場 
絵:歌川広重  出版年:天保4年(1833)~ 版本:保永堂 

 東海道名所図会 草津宿 うばがもち
出版年:寛政9年(1797) 

 伊勢参宮名所図会 乳母が餅
出版年:寛政9年(1797) 

東海道五十三次・草津 
絵:歌川広重  出版年:天保13年(1841) 

駅路の鈴(東海道五十三次)・草津 
絵:北斎  出版年: 

道中画譜・大津  道中画譜・草津 
絵:前北斎為一(葛飾北斎)  出版年:天保1年(1830) 版元:東壁堂 

五十三駅景色入美人画・草津 
絵:歌川国貞  出版年:天保年間 版元:佐野屋喜兵衛

東海道五十三対・草津 
絵:歌川国芳  出版年:天保年間 

 役者見立東海道五十三次駅・草津  五十路の駅・草津
  絵:三代豊国 出版年:嘉永5年(1852)   絵:三代歌川豊国 出版年:嘉永5年(1852) 

双筆五十三次・草津 
絵:三代歌川豊国 歌川広重  出版年:安政1年(1854)

五十三次図会・草津 
絵:歌川広重  出版年:嘉永年間(1848~1854)

 東海道名所風景 草津  末広五十三次 草津
絵: 出版年:文久3年(1863)  絵: 出版年:慶応1年(1865) 

五十三次名所図会・草津  矢橋湊 
絵:歌川広重  出版年:安政2年(1855)

 東海道名所図会 矢橋渡場
出版年:寛政9年(1797) 

 伊勢参宮名所図会 矢橋湊
出版年:寛政9年(1797) 

 伊勢参宮名所図会 草津 立木大明神
出版年:寛政9年(1797) 

 東海道五十三駅之図・草津
絵:長谷川雪旦 文政年間(1818~1829) 

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