浮世絵 名所絵(街道絵) |
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浮世絵東海道五十三次40 鳴海(なるみ) |
宮 | ←1里18丁 | 鳴海 | 2里30丁→ | 池鯉鮒 |
東海道分間之図 編:遠近道印 絵:菱川師宣 出版年:元禄3年(1690) |
鳴海宿 池鯉鮒宿から鳴海宿へ。鳴海宿の手前に有松村がある。ここは有松絞りが名産品。鳴海宿でも生産・販売されていることから鳴海絞りと言われることがあるが発祥の地は有松。また東海道五十三次鳴海宿として浮世絵に描かれている町並みのいくつかは鳴海ではなく有松の街並みとも言われている。 膝栗毛の弥次さん喜多さんも有松で有松絞りを買うが、買ったのは二尺五寸の手拭用の切れ端。それでも詠んだ狂歌はたいそうなもの。汗を絞って稼いだ金に換えても有松絞りが欲しいと言っている。 「ほしいもの 有まつ染よ 人の身の あぶらしぼりし かねにかえても」 有松を過ぎれば鳴海宿。天保14年(1843)の記録では本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠屋68軒であった。西隣に東海道最大級の宿場町・宮宿があるにしては大きな規模と言える。現在では海岸線が沖に移動して昔の面影はなくなったが、当時の宿場は鳴海潟といわれる海岸線に面していた。松尾芭蕉の紀行文・笈の小文(おいのこぶん・宝永6年1709刊)に芭蕉が鳴海に宿泊した折に詠んだ句がある。 星崎の 闇(やみ)を見よとや 啼(な)く千鳥 ※星崎は鳴海宿から西に半里(2km)程離れた海岸線に面した村。 |
東海道五十三次之内 鳴海・有松絞 |
絵:歌川広重 出版年:天保4年(1833)~ 版本:保永堂 |
北斎東海道・鳴海 |
絵:画狂人北斎(葛飾北斎) 出版年:享和年間(1801~1803) |
駅路の鈴(東海道五十三次)・鳴海 |
絵:北斎 出版年: |
道中画譜・宮 | 道中画譜・鳴海 |
絵:前北斎為一(葛飾北斎) 出版年:天保1年(1830) 版元:東壁堂 |
東海道五十三次・鳴海 |
絵:歌川広重 出版年:天保13年(1841) |
五十三駅景色入美人画・鳴海 |
絵:歌川国貞 出版年:天保年間 |
東海道五十三対・鳴海 |
絵:三代豊国 出版年:天保年間 |
東海道風景図会・鳴海 | |
絵:歌川広重 出版年:嘉永4年(1851) 版元:錦昇堂 |
役者見立東海道五十三次駅・鳴海 | 五十路の駅・鳴海 |
絵:三代豊国 出版年:嘉永5年(1852) | 絵:三代歌川豊国 出版年:嘉永5年(1852) |
双筆五十三次・鳴海 |
絵:三代歌川豊国 歌川広重 出版年:安政1年(1854) |
五十三次図会・鳴海 |
絵:歌川広重 出版年:嘉永年間(1848~1854) |
五十三次名所図会・鳴海 |
絵:歌川広重 出版年:安政2年(1855) |
東海道名所風景 鳴海 | 末広五十三次 鳴海 |
絵:芳年 出版年:文久3年(1863) | 絵:国周 出版年:慶応1年(1865) |
東海道名所図会 有松絞 | |
出版年:寛政9年(1797) |
東海道名所図会 鳴海神社 | |
出版年:寛政9年(1797) |
東海道五十三駅之図・鳴海 |
絵:長谷川雪旦 文政年間(1818~1829) |
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