浮世絵 街道絵(浮世絵東海道五十三次) 
 
    

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浮世絵東海道五十三次20 鞠子(まりこ)

岡部  ←1里29丁 鞠子 1里18丁 → 府中

東海道分間之図  編:遠近道印 絵:菱川師宣 出版年:元禄3年(1690)

鞠子宿
 府中の宿を出て安部川を渡船で渡り、しばらく歩けば丸子宿に到着する。府中からの距離は1里半。鞠子宿は東海道難所の一つ宇津ノ谷峠、その峠への途上にある規模の小さな宿場。天保14年(1843)の記録では本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠屋は24軒。鞠子宿の名物と言えば「とろろ汁」。とろろ汁を商う茶店の様子は広重の東海道シリーズの浮世絵にしばしば描かれている。
 膝栗毛の弥次さん喜多さんは安部川を渉り丸子宿の手前で激しい雨に見舞われる。雨用の支度をする為に丸子宿の茶店に入り、ついでにとろろ汁を注文するのだが大失敗。茶店の亭主と女房の喧嘩に巻き込まれ、結局とろろ汁を食べずに退散。「けんかする 夫婦は口を とがらせて 鳶(とんび)とろろに すべりこそすれ」と、いつもの駄洒落の一首を残して一層激しくなった雨の中を宇津ノ谷峠に向かう。

東海道五十三次之内 鞠子・名物茶屋 
絵:歌川広重  出版年:天保4年(1833)~ 版本:保永堂 

駅路の鈴(東海道五十三次)・鞠子 
絵:北斎  出版年: 

道中画譜・鞠子   
絵:前北斎為一(葛飾北斎)  出版年:天保1年(1830) 版元:東壁堂 

東海道五十三次・鞠子 
絵:歌川広重  出版年:天保13年(1841) 

五十三駅景色入美人画・鞠子 
絵:歌川国貞  出版年:天保年間 版元:佐野屋喜兵衛

東海道五十三対・鞠子 
絵:歌川広重  出版年:天保年間 

東海道風景図会・鞠子   
絵:歌川広重  出版年:嘉永4年(1851) 版元:錦昇堂 

 役者見立東海道五十三次駅・鞠子  五十路の駅・鞠子
  絵:三代豊国 出版年:嘉永5年(1852)   絵:三代歌川豊国 出版年:嘉永5年(1852) 

双筆五十三次・鞠子 
絵:三代歌川豊国 歌川広重  出版年:安政1年(1854)

五十三次図会・鞠子 
絵:歌川広重  出版年:嘉永年間(1848~1854)

五十三次名所図会・鞠子 
絵:歌川広重  出版年:安政2年(1855)

 東海道名所風景 鞠子  末広五十三次 鞠子
絵:二代広重 出版年:文久3年(1863)  絵: 出版年:慶応1年(1865) 

 東海道五十三駅之図・鞠子
絵:長谷川雪旦 文政年間(1818~1829) 

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