浮世絵 街道絵(浮世絵東海道五十三次) 
 
    

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浮世絵東海道五十三次13 原(はら)

吉原  ←3里6丁 1里18丁 → 沼津

東海道分間之図  編:遠近道印 絵:菱川師宣 出版年:元禄3年(1690)

原宿
 沼津から原宿、吉原宿までは駿河湾に沿いに雄大な富士を見ながの旅。沼津宿から原宿までは1里半(約5.9㎞)。健脚であれば1時間ほどで到着する。
 原宿は慶長6年(1601)の伝馬制度発足の年に指定された宿場でああるが、東海道の宿場の中では最も規模の小さい宿場。天保14年(1843)の記録では本陣1軒、旅籠屋は25軒しかなかった。沼津宿に近く休息場所としての利用がほとんどであったと思われる。
 原宿が立地する辺りは古代から浮島ヶ原と呼ばれている。富士川、狩野川から運ばれた土砂が堆積して駿河湾の海の一部がせき止められ、そこにさらに土砂が堆積して出来た湿地帯。水はけが悪く、しばしば洪水の被害に悩まされて米作農家には悪戦苦闘の歴史であったようだ。
 原宿の名所として臨済宗の松陰寺がある。寺の創建は弘安2年(1279)とされる。江戸時代・享保3年(1718)に白隠禅師(白隠慧鶴はくいんえかく)が住職になってからその名声を頼って多くの門弟が集まったという。

北斎東海道・原  
絵:画狂人北斎(葛飾北斎)  出版年:享和年間(1801~1803) 

北斎東海道・原(部分1)  

北斎東海道・原(部分2)  

駅路の鈴(東海道五十三次)・原 
絵:北斎  出版年: 

道中画譜・原   
絵:前北斎為一(葛飾北斎)  出版年:天保1年(1830) 

東海道五十三次・原 
絵:歌川広重  出版年:天保13年(1841)

五十三駅景色入美人画・原 
絵:歌川国貞  出版年:天保年間 

東海道五十三対・原 
絵:歌川広重  出版年:天保年間 

東海道風景図会・原   
絵:歌川広重  出版年:嘉永4年(1851) 

 役者見立東海道五十三次駅・原  五十路の駅・原
  絵:三代豊国 出版年:嘉永5年(1852)   絵:三代歌川豊国 出版年:嘉永5年(1852) 

双筆五十三次・原 
絵:三代歌川豊国 歌川広重  出版年:安政1年(1854)

五十三次図会・原 
絵:歌川広重  出版年:嘉永年間(1848~1854)

五十三次名所図会・原 
絵:歌川広重  出版年:安政2年(1855)

 東海道名所風景 原  末広五十三次 原
絵:三代歌川豊国 出版年:文久3年(1863)  絵:芳年 出版年:慶応1年(1865) 

 東海道五十三駅之図・原
絵:長谷川雪旦 文政年間(1818~1829) 

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