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巻之一 |
第51回 兵せん山を焼きて五ゲンを走らす
鬼燐馬を助けて両孀(りょうそう)を走らす
第52回 高屋畷に悌順(やすより)野猪を摶(てうち)にす
朝谷村に船虫(ふなむし)古管を贈る |
新本 |
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巻之二 |
第53回 畑上(はたがみ)誤って犬田(いぬた)を捕える
馬加(まくはり)ひそかに船虫を奪う
第54回 常武(つねたけ)疑って一犬士を囚(とら)ふ
品七、そぞろに奸臣を話説(わせつ)す |
新本 |
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巻之三 |
第55回 馬大記(まだいき)讒言して途に籠山を窮せしむ
粟飯原(あいはら)滅族せられて里に犬坂を遺す
第56回 朝開野(あけの)歌舞してひそかにかんざしを落す
小文吾諷諌(ふうかん)して高く舟水を論ず |
新本 |
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巻之四 |
第57回 対牛楼に毛野あたをみなごろしにす
墨田河(すみだがわ)に文吾船を逐(お)ふ
第58回 窮やく初めて解けて轉故人に遭う
老実主家を継ぎて舊憂を報(つぐ) |
新本 |
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巻之五上 |
第59回 京鎌倉に二犬士四友を憶念(おくねん)す
下毛州(しもつけのくに)赤岩庚申山の紀事 |
新本 |
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巻之五下 |
第60回 胎内くぐりに現八 妖怪を射る
申山の窟に冤鬼髑髏(えんきどくろ)を託す
第61回 柴門を敲(たた)きて雛衣まがつみを訴ふ
故事を弁じて禮儀(まさのり)薄命を告ぐ |
新本 |