浮世絵 江戸の四季・冬
 
    

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江戸の四季・冬 雪見
 

 役者十二月につき 十二月向島雪ふりの図 
絵:歌川豊国  

     雪見八景 帰帆
 江戸時代の気温は現在と比べると2~3度ほど低かったという。最高気温が30度を超える日はめったになかったようだ。100年、200年単位で変動する気温変化の影響とみられ、江戸時代はちょうどその変動サイクルの気温の低い位置にはまっていたようだ。その所為で農村では江戸時代を通じて度々冷害に見舞われて飢饉が繰り返されていた。
 農作物には悪い影響をもたらす寒気も、一方では美しい雪景色を運んできてくれる。浮世絵には雪景色を描いた作品が数多くある。江戸市中の雪の名所は隅田川の堤、不忍池、湯島台やお茶の水の土手、飛鳥山や愛宕山といった小高い丘、東叡山などの神社境内が身近な雪見の名所として数多く存在する。それにわざわざ外に出掛けなくとも炬燵に入って庭に積もった雪を眺めながら雪見酒を楽しむのも風情があっていい。
 
    絵:歌川豊国   

 雪見八景 ぼせつ    雪見八景 夕照
 
絵:歌川豊国     絵:歌川豊国  

 雪見八景 晴嵐    雪見八景 らくがん
 
絵:歌川豊国     絵:歌川豊国  

 飛鳥山暮雪
絵:歌川広重

 木母寺雪見
絵:歌川広重

 お茶の水 雪中の美人
絵:歌川広重

 江戸自慢三十六興 橋場雪中    名所江戸百景 びくにはし雪中
 
絵:歌川広重(背景) 三代歌川豊国(人物)    絵:歌川広重 

  隅田川雪中の図
絵:歌川広重  

 隅田川雪見 
絵:歌川芳虎  

 三囲の夜雪 
絵:歌川国貞  

 うゑ野暮雪 
絵:三代歌川豊国  

 十二月の内 小春初雪 
絵:三代歌川豊国  

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