浮世絵 御伽草子(渋川版) 
 
    

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  御曹司島渡(おんぞうし しまわたり)  
 御伽草子 1巻  絵師: 作者:   出版:寛文年間(1661~1672) 版元:渋川清右衛門 

 御曹司島渡(おんぞうししまわたり)。御曹子とは源義経のこと。この草紙は義経を主人公とした物語。義経は奥州平泉で最期を遂げるが、それ以前の若きとき(平治の乱後)に鞍馬山に入り、次いで奥州の藤原秀衡を頼っている。義経は平氏打倒のため都へ上ろうとするとき秀衡に意見を求めたところ、秀衡は北方にある千島とも、蝦夷が島ともいうところに喜見城の都があり、その王(かねひら大王)は「大日の兵法」を記した巻物を持っている。その法を学び実行すれば日本国は御曹司の意のままであると告げる。義経はこれに従い、土佐の港から出航し、何か所かの奇妙な島を経て千島の都につく。千島の大王の娘の助けを借りて首尾よく「大日の兵法」を手にし(書き写して)、大王の追手から逃れて日本国へ戻る。この後、源氏は平氏を追放して天下を得ることができた。因みに、義経を助けた大王の娘は相模の国江の島の弁財天の化身という。  







































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