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江戸雀 1 (えどすずめ) |
絵:菱川師宣 作:近行遠通 出版年:延宝5年(1677) 版元:鶴屋喜右衛門 |
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江戸時代初期に出版された江戸の案内書は地理案内としての正確性、実用性よりも新興都市であった江戸を紹介する読み物としての性格が強かった。また江戸の本屋が未発達であったので、そのほとんどは京、大阪で出版された。本書は初めて江戸で開板された江戸の地理誌。地方から江戸へ出府する人々のために編纂された。方角別に編集され、武家屋敷、名所旧跡、寺社などの道順が記されている。 全12巻で約350ページ。挿絵は35図と少ないのが難点だが、士農工商、様々な階層の人の姿が描かれている。当時の風俗を知る上でも参考となる書。 著者の「近行遠通」の素性は定かではないが、元禄3年(1690)に菱川師宣の絵で出版された”東海道分間絵図”の作者「遠近道印(おちこちどういん)」と同一人物と思われます。また遠近道印は明暦の大火後、幕府の命で西洋測量術を用いて実測した江戸市中の地図の作成にも携わった絵図師。 |
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