浮世絵 御伽草子(渋川版) 
 
    

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  小町草紙(こまちそうし)  
 御伽草子 1巻  絵師: 作者:   出版:寛文年間(1661~1672) 版元:渋川清右衛門 

 小町草紙(こまちそうし)。六歌仙の一人とされる小野小町(文中では”内裏に色好みの遊女あり”と記されている)が年老い、昔の栄華を偲びながらみすぼらしい姿で流浪の旅を続け、最後は陸奥の玉造の小野という草原を宿にし、ついにはそこで朽ち果てる。(日本各地に小町の墓と伝えられる場所が存在するが、宮城県山崎市古川にもあるという)小町終焉の地を在原業平が訪ねて物語が終わる。小町は如意輪観音の化身、業平は十一面観音の化身としている。文中には多くの和歌が挿入されて歌物語の体裁でもある。 


































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