浮世絵 御伽草子(渋川版) 
 
    

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  鉢かづき(はちかつぎ)  
 御伽草子 1巻  絵師: 作者:   出版:寛文年間(1661~1672) 版元:渋川清右衛門 

 鉢かづき(はちかづき)。河内国交野(かたの=現在の大阪府枚方のあたり)に住む備中守”さねたか”の姫君が13歳になったころ母親が病に倒れて永眠する。母親は亡くなる直前に姫君の髪の上に重そうな品物を載せて、さらにその上に肩が隠れるほどの大きな鉢をかぶせた。その姿から姫君は鉢かづきと呼ばれる。やがて父親は後添えを迎える。この継母に子ができると鉢かづきを遠ざけるようになり、鉢かづきはいたたまれず家を出る。鉢を被った姿であてもなくさまよっていたが、その土地の国司の家に拾われて住み着き湯殿の火焚きの用をする。やがて国司の御曹司に見初められて幸福に暮らすという物語。因みに母親が姫君の髪の上に載せた品物は金銀財宝。これらすべては亡くなった母親が信仰していた長谷観音の御利益という設定。また長谷観音の導きで鉢かづきは落ちぶれてしまった父親との再会も果たす。  
























































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