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岷江画帖（成形図説）１　（みんこう　がちょう）

絵師：橘岷江（たちばなみんこう）　出版年：文化１年（１８０４）

岷江画帖

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岷江画帖は薩摩藩が寛政５年（１７９３）から文化１年（１８０４）に編纂した農事書「成形図説（せいけいずせつ）」３０巻のうち農事部の１巻～１０巻に掲載されていた挿絵（橘岷江画）だけを抜き取り張り合わせて作成したもの。なお、成形図説は当初１０部１００巻の計画であったが、農事部１４巻、五穀部６巻、菜蔬部１０巻の計３０巻は刊行されたが、残りの部は原稿が火災で焼失したため刊行されていない。魚介部など全容の刊行はないものの３０巻であっても農書として当時としては卓越した書であると評価されている。 　一般の刊行本の挿絵は色刷りではなく、公家や大名などへの贈答用として色刷りの刊本が作られ、国立国会図書館には色刷りと黒一色刷りの両方の刊本がデジタルコレクションとして公開されています。

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