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明朝紫硯　１（みんちょうしけん）

絵本　２巻

絵師：大岡春朴

作者：

出版：延享３年（１７４６）

版元：渋川清右衛門

明朝紫硯

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本書は初めて合羽摺り（かっぱすり）の技法を用いて出版された画譜とされている。なお合羽摺りでの彩色の他に手彩色も行われている。合羽摺りは着色したい部分を切り抜いた型紙を用い、着色したい部分に型紙を置き、刷毛やタンポで切り抜いた部分に色を塗り、型紙を取ると、その部分だけ着色されているといった技法。関西方面でよく用いられた技法で、もともとは友禅染めのような染めの技法を応用したものとされる。 　掲載本は上、中の２巻。文化１０年（１８１３）に再版本が刊行されているが、掲載本と同じ延享３年（１７４６）の刊記のあるのは他に大英博物館所蔵本だけとのこと。

明朝紫硯

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