浮世絵 芝居・歌舞妓(解説・手引本)
 
    

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 花江都歌舞妓年代記 (はなえどかぶき ねんだいき)
絵:勝川春章 作:烏亭焉馬 出版年:文化8年(1811) 版元:鶴屋喜右衛門 他 

 花江都歌舞伎年代記は寛政元年(1624)から文化(1804)までの180年間にわたる江戸歌舞妓の歴史をまとめたもので物語本ではありません。全9巻(5編20冊)を文化8年(1811)から文化12年(1815)にかけて出版された。サイト掲載本は天保12年(1841)に再版されたものです。
 作者の烏亭焉馬(うていえんば)は寛保3年(1743)本所相生町の大工の棟梁の家に生まれた。天明6年(1786)には棟梁となり、後には幕府の小普請方を務めるまでに出世する。棟梁の職の傍ら、天明4年(1786)ころから向島の料亭で素人が集まり「噺の会」を主催するようになる。このころから「落噺(当時は落語という言葉はなく、落語は明治以降に使われた)に関与するようになる。式亭三馬や柳亭種彦らとの交流もあり、自らも狂歌や戯作を執筆するようにもなった。また歌舞妓の市川団十郎の熱烈な支持者でもあった。団十郎の後援会”三升連”を結成、「立川談洲楼」や「談洲楼焉馬」を名乗ることもあった。
 挿絵を描いたのは勝川(松高斎)春亭。勝川派の祖である勝川春章の弟子の勝川春英の門人。明和7年(1770)生まれ。黄表紙などの挿絵を数多く描いている。

 巻之一  初編一  自 寛永 1年(1624)
 至 享保11年(1726)
         103年間
 巻之一  初編二  
 巻之二  初編三    自 享保12年(1727)
 至 元文 1年(1736)
          10年間 
 巻之二  初編四  

 巻之三  二編一  自 元文 1年(1736)
 至 延享 4年(1747)
          12年間
 巻之三  二編二  
 巻之四  二編三    自 延享 5年(1648)
 至 宝暦 7年(1757)
          10年間 
 巻之四  二編四  

 巻之五  三編一  自 宝暦 8年(1758)
 至 明和 8年(1771)
          14年間
 巻之五  三編二  
 巻之六  三編三    自 明和 9年(1772)
 至 天明 6年(1786)
          15年間 
 巻之六  三編四  

 巻之七  四編一  自 天明 7年(1787)
 至 寛政 5年(1793)
           7年間
 巻之七  四編二  
 巻之八  四編三    自 寛政 6年(1794)
 至 寛政10年(1798)
           5年間 
 巻之八  四編四  

 巻之九上 五編一  自 寛政11年(1799)
 至 文化 2年(1805)
           7年間
 
 巻之九上 五編二  
 巻之九中 五編三  
 巻之九下 五編四  

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