浮世絵
山東京山
浮世絵トップページへ
戯作者一覧へ
天竺老人トップページへ
山東京山
(さんとう きょうざん)
山東京山は明和6年(1769)深川の質屋の次男として生まれる。本名岩瀬百樹。兄は山東京伝。寛政3年(1791)に親類の縁で篠山藩に仕える武家の家の養子となる。しかし8年後に勤めを辞め、江戸京橋に居を移して執筆活動に入る。おそらく兄の京伝に刺激されてのことだと推測する。
文化4年(1807)に処女作となる合本「復讐妹背山物語」を刊行。演劇に題材をとった物語や婦女子向けの平易で温雅な教訓を含めた作品が多い。安政5年(1858)90歳で亡くなるまで執筆活動を続けた。
文化年間
(1804〜1817)
文政年間
(1818〜1829)
天保年間以降
(1830〜)
文化年間
(1804〜1817)
天報正宗熊腹帯
絵:歌川豊広
作:山東京山
出版年:文化4年(1807) 版元:蔦屋重三郎
黄表紙 6冊
女六部仇宇津谷
絵:勝川春亭
作:山東京山
出版年:文化5年(1808) 版元:榎本屋吉兵衛
合巻 6冊
其後日三伍大切
絵:歌川豊国
作:山東京山
出版年:文化6年(1809) 版元:伊賀屋勘右衛門
合巻 4冊
千本桜祇園守
絵:歌川豊広
作:山東京山
出版年:文化6年(1809) 版元:丸屋甚助
合巻 6冊
聞道初音復讐
絵:鳥居清峰
作:山東京山
出版年:文化6年(1809) 版元:西村屋与八
合巻 3冊
八ツ目鰻因縁譚
絵:勝川春亭
作:山東京山
出版年:文化7年(1810) 版元:和泉屋市兵衛
合巻 3冊
煙草二抄
絵:歌川豊国
作:山東京山
出版年 文化7年(1810) 版元 平川舘忠右衛門
滑稽本 1巻
喫煙の勧め。愛煙家必見の書。
花角力白藤源太
絵:歌川国貞
作:山東京山
出版年:文化8年(1811) 版元:
合巻 3冊
出世桜誉之詠唄
絵;歌川国丸
作:山東京山
出版年:文化8年(1811) 版元:西村屋与八
合巻 3冊
五大力筆継棹
絵:勝川春扇
作:山東京山
出版年:文化8年(1811) 版元:丸屋甚八
合巻 3冊
女将門七変化粧
絵:勝川春扇
作:山東京山
出版年:文化9年(1812) 版元:
合巻 6冊
女見台錦輦
絵:歌川国信
作:山東京山
出版年:文化11年(1814) 版元:西村屋与八
合巻 3冊
篭釣瓶出世鯉口
絵:歌川国直
作:山東京山
出版年:文化13年(1816) 版元:鶴屋喜右衛門
合巻 6冊
道雪柳腰帯
絵:歌川美丸
作:山東京山
出版年:文化13年(1816) 版元:
合巻 6冊
むかしうた猿狂言
絵:柳川重信
作:山東京山
出版年:文化14年(1817) 版元:和泉屋市兵衛
合巻 6冊
ページトップへ
文政年間
(1818〜1829)
隅田春芸者容気 下編
絵:歌川豊国
作:山東京山
出版年:文政2年(1819) 版元:西村屋与八
合巻 5冊
小説由比ケ浜
絵:歌川国貞
作:山東京山
出版年:文政3年(1820) 版元:森屋治兵衛
合巻 6冊
由井ケ浜後編
楠歌舞妓礎
絵:歌川国貞
作:山東京山
出版年:文政6年(1823) 版元:森屋治兵衛
合巻 6冊
身持扇
絵:歌川国丸
作:山東京山
出版年:文政3年(1820) 版元:丸屋甚八
合巻 5冊
まいらせそろ操の封皮
絵:歌川国貞 北尾美丸
作:山東京山
出版年:文政5年(1822) 版元:森屋治兵衛
合巻 6冊
むろそだち変生南枝
絵:歌川国丸
作:山東京山
出版年:文政5年(1822) 版元:丸屋甚八
合巻 6冊
北里花雪白無垢
絵:溪斎英泉
作:山東京山
出版年:文政5年(1822) 版元:岩戸屋喜三郎
合巻 5冊
重妻岩藤模様
絵:歌川豊国
作:山東京山
出版年:文政6年(1823) 版元:丸屋甚八
合巻 6冊
梅桜春道行
絵:歌川国貞
作:山東京山
出版年:文政6年(1823) 版元:岩戸屋喜三郎
合巻 5冊
夢合寝物語
絵:歌川国貞
作:山東京山
出版年:文政6年(1823) 版元:山本平吉
合巻 6冊
若衆振古跡鎗梅
絵:歌川豊国
作:山東京山
出版年:文政7年(1824) 版元:今利屋丑蔵
合巻 6冊
糸桜翻蝶分酔
絵:歌川国貞
作:山東京山
出版年:文政7年(1824) 版元:岩戸屋喜三郎
合巻 5冊
菊酒屋累扇
絵:歌川国貞
作:山東京山
出版年:文政7年(1824) 版元:森屋治兵衛
合巻 6冊
富士太郎廓初夢
絵:歌川豊国 北尾美丸
作:山東京山
出版年:文政8年(1825) 版元:丸屋甚八
合巻 6冊
明烏雪惣花
絵:歌川国貞
作:山東京山
出版年:文政8年(1825) 版元:森屋治兵衛
合巻 6冊
誂染袷帷子
絵:溪斎英泉
作:山東京山
出版年:文政8年(1825) 版元:丸屋文右衛門
合巻 6冊
月娥眉尾花振袖
絵:溪斎英泉
作:山東京山
出版年:文政8年(1825) 版元:森屋治兵衛
合巻 6冊
春小袖門松模様
絵:歌川国安
作:山東京山
出版年:文政8年(1825) 版元:鶴屋喜右衛門
合巻 4冊
夫婦松連理鉢植
絵:歌川国安
作:山東京山
出版年:文政9年(1826) 版元:森屋治兵衛
合巻 6冊
菊寿童霞盃
絵:歌川国貞・三代歌川豊国
作:山東京山
出版年:文政10年(1827)〜嘉永2年(1849)
版元:山本平吉 合巻44冊+稿本4冊
歌川国貞は弘化1年(1844)三代目豊国を襲名
重妻比翼仕立
絵:歌川国貞
作:山東京山
出版年:文政10年(1827) 版元:岩戸屋喜三郎
合巻 6冊
誂織八丈縮緬
絵:二代歌川豊国
作:山東京山
出版年:文政10年(1827) 版元:森屋治兵衛
合巻 6冊
鹿子紋娘道成辞
絵:溪斎英泉
作:山東京山
出版年:文政11年(1828) 版元:丸屋甚八
合巻 6冊
絵図自慢歌妓容気
絵:歌川国貞
作:山東京山
出版年:文政12年(1829) 版元:森屋治兵衛
合巻 6冊
ページトップへ
天保年間以降
(1830〜)
つれつれ艸玉の盃
絵:歌川国芳
作:山東京山
出版年:天保3年(1832) 版元:山口屋藤兵衛
合巻 6冊(落丁あり)
五節供稚童講釈 初編
絵:歌川国芳
作:山東京山
出版年:天保3年(1832) 版元:鶴屋喜右衛門
合巻 8冊
五節供稚童講釈 後編
絵:歌川国安
作:山東京山
出版年:天保4年(1833) 版元:鶴屋喜右衛門
合巻 8冊
青楼花若木栄
絵:歌川国直
作:山東京山
出版年:天保4年(1833) 版元:森屋治兵衛
合巻 6冊
つれづれ艸日暮硯
絵:歌川国芳
作:山東京山
出版年:天保6年(1835) 版元:山口屋藤兵衛
合巻 6冊
昔模様娘評判記 初編
絵:歌川国貞
作:山東京山
出版年:天保7年(1836) 版元:和泉屋市兵衛
合巻 6冊
琴声女房形気
絵:歌川国貞
作:山東京山
出版年:天保8年(1837) 版元:山口屋藤兵衛
合巻 4冊
豊年百姓鏡
絵:歌川貞房
作:山東京山
出版年:天保8年(1837) 版元:守谷治兵衛
合巻 4冊
昔模様娘評判記 三編
絵:歌川国貞
作:山東京山
出版年:天保9年(1838) 版元:和泉屋市兵衛
合巻 6冊
絵図名所杖
絵:歌川国貞
作:山東京山
出版年:天保9年(1838) 版元:佐野屋喜兵衛
合巻 4冊
つれづれ艸不見世友
絵:歌川国芳
作:山東京山
出版年:天保9年(1838) 版元:山口屋藤兵衛
合巻 6冊
本調子三筋糸巻
絵:歌川貞秀
作:山東京山
出版年:天保10年(1839) 版元:山口屋藤兵衛
合巻 6冊
菊酒屋娘庭訓
絵:歌川貞秀 三代歌川豊国
作:山東京山
出版年:天保12年(1841) 版元:蔦屋吉蔵
合巻 16冊 初編、二編は貞秀、三編、四編は二代豊国が描く
三編は弘化3年(1846)、四編は弘化4年(1847)刊
朧月猫草紙
絵:歌川国芳
作:山東京山
出版年:天保13年(1842) 版元:山本平吉
合巻 12冊
庭教塵塚物語
絵:三代歌川豊国
作:山東京山
出版年:弘化4年(1847) 版元:
合巻 4冊
春の文かしくの草紙
絵:三代歌川豊国・二代国貞
作:山東京山
出版年 嘉永1年(1848)〜嘉永6年(1853)
版元 山本平吉 合巻 7編28冊
初編〜6編を三代豊国、7編を二代国貞が描く
娘庭訓金鶏
絵:二代歌川国貞
作:山東京山
出版年:安政3年(1856)〜安政5年(1858)
版元:佐野屋喜兵衛
合巻 3編12冊
養生手引草
絵:歌川広重
作:山東京山
出版年:安政5年(1858) 版元:
京山90歳の時の作。長寿者が長寿の秘訣を書けば説得力がある。
ページトップへ
|
Copyright (C) hamasakaba.net All Rights Reserved.