浮世絵 歌川国満 
   
 
    

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歌川国満(うたがわ くにみつ)

 国満の生年没年は不詳。そればかりか絵師としての経歴もよく分かっていない。掲載した作品のうち「役者七小町」の大判浮世絵には”豊国門人国満”の署名がある。また寛政の改革で寛政3年(1791)に始まった出版物の検閲による「極印(きわめいん)」が捺印されている。掲載した合巻作品には”豊国門人”の添書きはなく国満の署名のみ。浮世絵は合巻の出版以前に出版されたものと思われ、「極印」の種類から浮世絵は寛政3年から文化1年(1804)の間に出版されたものと推定。国満の浮世絵界のデビューもその頃と思われます。
 国満が初代豊国の門人であったことは確かなこと。しかし解説書などでは作画期は享和時代(1801~)から文政期時代(~1829)としているが、このサイトでの掲載作品の量は少なく実際の活躍はよくわからない。

 役者七小町 
 絵:歌川国満
 出版年:寛政3年(1791)~文化1年(1804)
 版元:河重
 浮世絵

 男作三箇羅太鼓
 絵:歌川国満
 作:十返舎一九
 出版年:文化7年(1810)  版元:
 合巻 5冊

 敵討雉子雄山
 絵:歌川国満
 作:竹塚東子
 出版年:文化7年(1810)  版元:
 合巻 3冊

 奇哉夜光珠
 絵:歌川国満
 作:高麗井市二三
 出版年:文化7年(1810)  版元:蔦屋重三郎
 合巻 3冊

 豊の伊呂波
 絵:歌川国満・国安
 作:竹塚東子
 出版年:文化8年(1811)  版元:西村屋与八
 合巻 5冊
 前編3冊を国安、後編2冊の挿絵を国満が描く。

 河州大森塚
 絵:歌川国満
 作:関亭伝笑 
 出版年:文化8年(1811)  版元:西村屋与八
 合巻 3冊
 

 伊達娘常陸小杉
 絵:歌川国満
 作:高麗井市二三
 出版年:文化9年(1812)  版元:蔦屋重三郎
 合巻 3冊

 寿五百八十七曲
 絵:歌川国満
 作:桜川慈悲成
 出版年:文化9年(1812)  版元:鶴屋金助
 合巻 3冊

 人面樹鼻乃親玉
 絵:歌川国満
 作:桜川慈悲成
 出版年:文化11年(1814)  版元:西村屋与八
 合巻 3冊

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