浮世絵 勝川春章 
   
 
    

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勝川春章(かつかわ しゅんしょう)

 勝川春章(かつかわ しゅんしょう)。生年は享保11年(1726)、没年は寛政4年(1793)とされるが、生年については確証はない。また、出自などは分かっていない。春章は宮川長春の一番弟子である宮川春水の門弟。宮川長春が刃傷沙汰を起こして罪人となったため師の春水は勝宮川を名乗り、この影響で春章も勝宮川を名乗るが後に勝川春章と改める。写実的な(似顔絵的な)役者絵を得意とし、明和7年(1770)に一筆斎文調と共筆した「絵本舞台扇」が評価されて当時の第一人者の地位を得る。勝川派の祖として多くの弟子を育て、勝川派は勝川春好が継承するが、同時期の弟子であった勝川春朗は後に葛飾北斎の名で活躍する。 

 舞台扇
 絵:勝川春章・一筆斎文調 
 出版年:明和7年(1770)  版元:雁金屋伊兵衛
 役者絵本 1巻 
 役者似顔絵集。勝川春章、一筆斎文調の共筆。
 

 役者身振氷面鏡
 絵:勝川春章
 作:
 出版年:明和8年(1771)  版元:
 役者絵本 1巻 現存本ではなく希書複製会刊行の複製本
 

 春章画帖 
 絵:勝川春章
 作:
 出版年:安政3年(1774)~安政4年(1775)  小判浮世絵14枚を台紙に貼った画帖。この浮世絵を中心とし寛政7年に顔を当世風に仕立て直して「松の調」と題して蔦屋重三郎から出版される。

 錦百人一首あつま織
 絵:勝川春章
 編:渡辺 寛
  
 出版年:安永4年(1775)  版元:雁金屋義助
 和歌絵本 1巻
 

 青楼美人合姿鏡・春夏
 絵:勝川春章・北尾重政 
 出版年:安永5年(1776)  版元:蔦屋重三郎
 勝川春章、北尾重政共筆による吉原美人画
 

 青楼美人合姿鏡・秋冬
 絵:勝川春章・北尾重政
 出版年:安永5年(1776)  版元:蔦屋重三郎
 勝川春章、北尾重政共筆による吉原美人画  

 夢中の印噺
 絵:勝川春章
 作:
 
 出版年:安永7年(1778)  版元:丸屋小兵衛
 黄表紙 2冊

 役者夏の富士 
 絵:勝川春章
 作:市場通笑
 出版年:安永9年(1780)  版元:奥村源六
 芝居読本 1巻 現存本ではなく希書複製会刊行の複製本 

 笑双紙 
 絵:勝川春章
 作:
 出版年:  版元:
 咄本 1巻 絵が主体の一話噺
 

 宝能縷
 絵:勝川春章・北尾重政
 作: 
 出版年:天明6年(1786)  版元:前川六左衛門 
 絵本 1巻 勝川春章、北尾重政共筆による養蚕の図。各6枚、計12枚の絵を収録。

 謌仙雲井花
 絵:勝川春章
 作:
 出版年:寛政1年(1789)  版元:山崎金兵衛
 和歌絵本 1巻  三十六歌仙を描く

 松の調 
 絵:勝川春章
 作:
 出版年:寛政7年(1795)  版元:蔦屋重三郎
 絵本 1巻 安政3年(1774)~安政4年(1775)に出版された小判浮世絵のリメイク版

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