浮世絵 蒔絵師源三郎 
   
 
    

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蒔絵師源三郎(まきえし げんざぶろう)

 元禄年間(1688~1704)に上方で活躍した絵師で、蒔絵師源三郎(まきえしげんざぶろう)と呼称されることから本職は蒔絵職人であったと思われる。大和奈良の人とされるが出自など素性、生年没年ともに分かっていない。掲載の「人倫訓蒙図彙」は代表作の一つ。西鶴の草紙の挿絵は掲載本以外にもある模様。

 人倫訓蒙図彙
 絵:蒔絵師源三郎
 作: 
 出版年:元禄3年(1690)  版元:平楽寺 他
 辞典 7巻
 公家・僧侶・遊芸者を含む士農工商すべての階層の様々な業態を描く 

 西鶴置土産
 絵:蒔絵師源三郎
 作:井原西鶴(遺稿集) 
 出版年:元禄6年(1693)  版元:青山為兵衛
 浮世草子 5巻
 掲載本は宝永年間(1704~1711)の再版本。

 西鶴織留
 絵:蒔絵師源三郎
 作:井原西鶴 (遺稿集)
 出版年:元禄7年(1694)  版元:上村平右衛門 他
 浮世草子 6巻
 

 好色十二人男
 絵:蒔絵師源三郎
 作:舎衣軒
 出版年:元禄8年(1695)  版元:井筒屋庄三郎
 浮世草子 6巻
 

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